サイゴンタックストレードセンター(タックスデパート・国営百貨店)

この情報は、移転・閉店・終了等の理由により古くなっています。

サイゴンタックストレードセンター(タックスデパート・国営百貨店)

1880年代完成のフランス・コロニアル建築はスーパーも入る国営デパートSaigon TAX Trade Center(Taxデパート)

135 Nguyễn Huệ, P.Bến Nghé, Quận 1
竣工 1880年代 設計 不詳 施工 不詳
営業時間 09:00~21:30(月~金) ~22:00(土日祝)
08 3821 3849 FAX 08 3829 9973
URL http://thuongxatax.com.vn/(ベトナム語・英語)

 通称タックスデパートと呼ばれる国営のデパートです。1880年代にフランス統治の象徴でありサイゴンの都市基盤となるような建物群の1つとして建てられています。

 1階は、宝飾品、化粧品、家電などが売られています。2階は、スーパーマーケット、ブランドショップや雑貨店あります。3階は、おみやげになるような雑貨からCD、DVDなどからなんでもそろいそうなフロアです。同デパートは、日本のデパートのイメージとは異なり、個人商店が軒を連ねる市場ような雰囲気です。

1880年代創業当時のTAX
出展サイト 公式サイト・Our History(英語)

 オープン当時の1880年代と紹介されているタックスデパートの古写真です。現在の4、5階部分は増築されていることが分かります。時計台のようになっていた屋根の装飾も大幅に改修されています。1940年撮影の写真を見るとすでに屋根の装飾が撤去され、4階部分が増築されています。丸みを帯びた建物全体の面影は多少感じることができます。1階分の屋根が張り出したような構造に特徴があります。

 その後の変遷を上記公式サイトで見ることができます。5階部分が増築され、屋根の展望室を据えたような現在のデザインとなるのは2003年の写真からとなります。

一言コメント

 写真はテト(旧正月)前で新しい年を迎える準備が進められています。130年以上前に建てられた建物が現役のデパートとして活躍しているのはある種の感動を覚えます。建物内は歴史を感じさせることなく言われなければ、建物の古さを感じないかもしれません。

 公式サイトによると、近くにあるホーチミン市人民委員会庁舎(旧サイゴン市庁舎)や市民劇場(旧オペラハウス)、サイゴン大教会、中央郵便局、ベンタイン市場など一連のフランスのコロニアル建築が完成した19世紀末には、当時アジアで最も優雅でダイナミックな場所として極東の真珠(Ville de Saigon)と称されたそうです。

 国営のデパートというのが、社会主義の香りを匂わせてくれます。

アクセス ・ 地図

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この投稿は 2013年4月22日 月曜日 8:41 PM に 観光・遊び・買い物, 閉店・移転・終了 カテゴリーに公開されました。
投稿者: keijiro

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掲載日: 2013-04-22
更新日: 2014-10-15
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